こんにちは! ゆったです。
記念すべき初投稿ということで、私の人生ベストである『フォレスト・ガンプ / 一期一会』を紹介したいと思います。
『ターミナル』や『ダ・ヴィンチ・コード』といった数々の名作映画に出演しているトム・ハンクスの代表作でもあり、数多くの人の人生ベストに入る傑作ヒューマンドラマです。
涙なしでは見れないフォレストが駆け抜ける人生。そんな最高の名作を早速紹介していこうと思います!
フォレスト・ガンプ/一期一会』の日本版ポスター 『

※サムネイル画像は公式トレーラー映像の『Forrest Gump – Trailer』より引用しています。
目次
作品情報
原題 / Forrest Gump
製作年 / 1994年
製作国 / アメリカ
上映時間 / 142分
ジャンル / ドラマ・恋愛
※Filmarksより引用。
この作品、制作陣が超豪華なんです。
全人類が知っているであろう名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキスが監督を務め、製作総指揮を巨匠スティーブン・スピルバーグが手掛けています。
脚本は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』などを務めたエリック・ロス。
主演はトム・ハンクス。先ほど挙げたような名作に数多く出演している、超大スターです。
他にも、『ミセス・ダウト』のサリー・フィールドや、『ブレードランナー 2049』のロビン・ライト、また『CSI : ニューヨーク』で主演を務めたゲイリー・シニーズなど、実力派の役者さんが顔を揃えています。
この制作陣やキャストを証明するように、本作は第67回アカデミー賞にて、作品賞を含む6部門も獲得しています。ほかにも輝かしい賞を多数獲得しています。

原作が存在しており、続編の制作も期待されていましたが、2007年に頓挫。作品自体はこの1作で完結です。
実は、監督にロバート・ゼメキス、脚本にエリック・ロス、俳優陣にトム・ハンクスやロビン・ライトを迎えた、メンバーがほとんど『フォレスト・ガンプ/一期一会』と一緒の、『HERE 時を超えて』という作品が最近公開され話題になっています。興味がある方はぜひ…。
それでは、[簡単なあらすじ&予告]に入っていきましょう。
簡単なあらすじ&予告
知能指数は低いが脚力と意志の強さは人一倍強いフォレスト・ガンプ。バスを待つ彼が行きずりの女性に語った半生は、時代を動かすような華々しい活躍に満ちていた。だがその一方で数々の大切な人を失ってきたガンプは、幼なじみのジェニーに再会したいと願う。
日本版の予告映像(4kニューリマスター版)
ざっくりと結末まで
バス停に座る男・フォレスト(トム・ハンクス)が、隣に座る女性に話しかける。「僕の名前はフォレスト、フォレスト・ガンプ」。彼が静かに語り始めたのは、自分の人生の話だった。
子どもの頃、フォレストは脚に矯正器具を付けていた。それが原因で学校ではよく虐められていたが、ある日、いじめっ子たちから逃げる途中で、器具が壊れて足が自由になった。そのとき、彼は信じられない速さで走り出した。走ることが彼の人生を変えていくなんて、そのときはまだ誰も思っていなかった。
彼は走ることで奨学金を得て、大学のアメリカンフットボールチームに入り、ケネディ大統領とも握手を交わした。そんな中でも、心にずっとあるのはジェニー(ロビン・ライト)。幼い頃からの友達で、誰よりもフォレストのことを理解してくれた女の子。でも、彼女はいつもどこか遠くに行こうとしていた。
やがて徴兵され、フォレストはベトナム戦争へ向かう。そこで親友のバッバ(ミケルティ・ウィリアムソン)と出会い、「戦争が終わったら一緒にエビ漁をしよう」と約束を交わす。でも戦場は甘くなかった。バッバは命を落とし、フォレストは多くの仲間を救って表彰された。そしてフォレストが戦場から助け出したダン中尉(ゲイリー・シニーズ)とは、後にもう一度再会することになる。
帰国後、フォレストはババとの約束を果たすためにエビ漁を始める。最初はまったく獲れなかったが、再開したダン中尉と協力し、奇跡的に大漁になり、やがて会社を立ち上げて大成功を収める。
時折、ジェニーはフォレストの前にふらっと現れては、またいなくなる。自由を求める彼女と、ただ一途に愛し続けるフォレスト。交わりそうで交わらない2人の時間が流れていく。ある日、ジェニーが突然戻ってきて、短い日々をともに過ごすが、彼女は何も言わずにまた去ってしまう。
ある日から、フォレストは何も説明せずに走り出す。誰に追われるわけでもなく、目的があるわけでもない。ただひたすら走る。その姿に人々が集まり、彼は「何かの象徴」として注目される。でも、彼はただ、ジェニーのことを思いながら、心の中を整理しようとしていただけだった。
そんなとき、ジェニーから1通の手紙が届く。再会した彼女は、フォレストにある事実を打ち明ける。「あなたには息子がいるの」。フォレスト・ジュニア(ハーレイ・ジョエル・オスメント)──まだ幼いけれど、頭も良くて優しい子だった。突然打ち明けられた事実に驚きながらも、フォレストは息子との時間を大切に過ごした。
ジェニーは病気だった。それも治らないものだった。そんな中、2人はついに結ばれる。でもそれは、永くは続かない。ジェニーは静かに亡くなり、悲しみに暮れながらもフォレストは息子と2人で新しい生活を始める。
フォレストはジュニアをスクールバスに乗せて見送る。息子の背中を見送りながら、フォレストはただ座り、空を見上げる。風に乗って羽根がふわりと舞い上がる──彼の人生を象徴するように、偶然と運命が静かに交わるその瞬間で、物語は幕を閉じる。
ネタバレありの感想と解説
簡単な感想
いやー、泣けますね…。
物語序盤から終盤にかけて、フォレストが自分の人生を語っていく構成は、結構異色だなと感じました。
この作品の特徴として、本編の大半が回想で占められているということがあります。
ずっと回想で飽きないの?と疑問に思うかもしれませんが、この回想がユーモアたっぷりで濃密な内容なので、ずっと観れるほど面白いものになっています。
また、この形式でじっくり見せられることによって、フォレストがずっと好きだったジェニーへの想いや、人生で得ていったものを、私たちもしっかり認識した上で物語が進んでいきます。



ロビン・ライト)、右がフォレスト(トム・ハンクス) 左がジェニー(




この気持ちを認識してから迎えるラストの展開には、涙が止まりませんでした。
激動の時代背景
この映画の魅力として挙げられるのは、実際の時代背景を舞台にしている点です。
実際の1950~1990年代のアメリカ史を反映していて、日本人でも分かるネタが散りばめられています。
私たちでも気付きやすいのは、“ベトナム戦争”と“アップル社の成長”です。
“ベトナム戦争”の場面では、実際に落とされたナパーム弾のようなものが落とされ、慌てふためくフォレストたちが映されています。戦争の悲惨さや負の遺産も、この『フォレスト・ガンプ / 一期一会』ではしっかりと描かれています。
特にゲイリー・シニーズ演じるダン中尉は、戦争で片足を失い葛藤しながらも前に進もうとする姿を見せてくれました。
ミケルティ・ウィリアムソン)、ダン中尉(ゲイリー・シニーズ) 左からフォレスト、バッバ(




そして“アップル社の成長”について。フォレストの一人語りのシーンで、「小隊長(=ダン中尉)は僕の金を、どこかのフルーツ会社に投資してくれて、”一生、食う金には困らない”と」と言っています。
この語りシーンの映像に、”アップルコンピュータ”のロゴが映っていました。
ダン中尉(=小隊長)が成長する前のアップル社に投資していたことで、莫大なお金をフォレストは手にしたということです。



そして悲しい部分ではありますが、ジェニーの病気についても時代背景を元にしていると言われています。
それは、彼女の病気がその当時に流行した“エイズ(AIDS)”ではないかということです。
実際にこの時代、エイズに悩まされた人は多く存在し、またそれが命を奪うケースは数多くありました。



この時代背景は一昔前で、なおかつアメリカ史ということもあり、日本人には分からない描写も多くあると思います。
しかし、「これ歴史で習ったところだ!」と昔の記憶を辿ることで、よりこの作品を楽しめると思います!
フォレストが紡ぐ名言たち
『フォレストガンプ / 一期一会』には数多くの名言があります。
その中でも、僕が好きな2つの名言を、ピックアップして紹介したいと思います。
1つ目は、フォレストがバス停で隣の人に話し始める際に発したこの言葉。
「ママは言ってた
“人生はチョコレート箱みたい”って
“食べるまで中身は分からない”。」
これはフォレストが自分の半生を語る前置きとして語った言葉です。
色々な人と触れ合い、彼らとの関わりから経験を得たフォレストの人生を体現しているかのような名言です。
人生という沢山の苦難や楽しみのあるものを、チョコレート箱という沢山の風味や食感があるものに例えるセンスには思わず脱帽してしまいました。
チョコレート箱は食べる数だけ様々なテイストが味わえます。人生も同じように、経験や関わりの数だけ楽しみが増えるのです。
フォレストが行きずりの人々に自分の人生を語る様子




またもう1つの名言として、フォレストが亡くなった妻ジェニーの墓の前で語ったこの言葉。
「僕らには皆 運命があるのか。
それとも、風にのってただ彷徨っているのか。
たぶん、その両方だろう。両方が同時に起こっている。」
このセリフは、激動の時代を突っ走り続けたフォレストにしか出せないセリフだと、私は思います。
彼の送った人生が、ただ運命に定められたレールに沿っただけでなく、彼の人情や誠実さに惹かれる人間によって、最より良いものになっていたのだと…。



人生、生きること、愛…。それぞれの素晴らしさがふんだんに詰め込まれていて、最後のシーンには、涙が溢れていました。
彼の駆け抜けていった人生が、これほど人を動かす力になるのか。映画の凄さを改めて痛感した作品でした。
お気に入り度
5.0/5.0
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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